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火星人が空から降ってくるよりたいへんな事

今季札幌では、雪の降り方が従来のものとは異なっています。

いつもですと、西高東低の気圧配置が文字通り「配置」、つまり、安定した位置に、釧路沖のずーッと向こうの太平洋にだいたい居座るか、ゆっくりしていってねみたいな状態になるんです。

「冬将軍」と呼ばれている大きな低気圧(これが従来だと低速で日本列島を横断して、それが一回訪れると、しばらくは放射冷却のたんまりゆきとどいた晴天の日々が数日続くと言うのが、毎年風物詩の役割を果たしていたんです。

ところが今年のは、その低気圧が、何やら台風並みにメタボな体質で押し寄せて、気圧の山谷が、通勤ラッシュの電車のホームの階段をどざざーっと降りていくような雰囲気とか、チークダンスを踊っているとき、君ぃ、僕の足踏んでる!みたいな、そんな雰囲気ですとか、そんな感じの流れがやってきたと思えば、あっちゅーまに太平洋へ滑り込んでいきます。

そしてそれは一回だけではなく、数回にリフレインときたもんだ。

その影響か、低気圧の通り過ぎる前の気温が上昇し(台風の温暖域に似ているかも)、根雪(幹線道路含めてのアイスバーンが春まで続く状態)が解けるという・・・

どうなっちゃうんだろうって、チョコッと心配などしてますが、たぶんだいジョブでしょう。

お天気と言うものは、全体のなかで自然に調整されています。

海の気温上昇や、地上空の気流(ジェット気流だっけ)は、数年かけて変化し、急激に明日からどこどこへ参りますみたいなことにはならないのです。その範疇で、一過性のある下界の変化があるところで起こっても、別の時期、別の場所でそれを緩和させるような位相のある症状が必ず起こっているはずです。

定点(この場合札幌になりますか)においても、「おかしいな、今年は雪がぜんぜんだ。」と、首を傾げても、数日後に、まるで短期借入金の返済処理みたいな感じできっちり利子つけて(いや、つかないって)降って来ます。

ですので、除雪(通称「雪かき」)がたいへんなのですよ、集中的にやられると。
勿論降らない時期は何もしなくていいんで、贅沢こいてるだけなんすが、雪と言うものは、かように、「ちょこっと忌まわしい部分がある」

なので、できれば、「丁寧に」やってきてほしいなと。
by Cicadas | 2009-01-24 12:13 | 近況かもしれない