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蘇るかもしれない遥か遠い昔の記憶

蘇るPC-8801伝説 永久保存版
アスキー書籍編集部 / アスキー
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堪能しました。

付属CD-ROMによりゲームが幾つか再現できます。
と言っても、自分の知っている(見たことのある)そのころの市販ゲームと言えば、イースⅡのみであり、しかもそれは、友人が学校の実験室に持ち込んで動かしたのを傍らで見ていただけだったし、殆ど縁がなかったと言っていい。

なので、特段これをプレーしましたーなんて事はないのですが(キーボード操作もめんどいし)、それぞれのゲームには、その頃のPCならではのオープニングがこっていて、タイトルミュージックが、いかにも「手でコード打ちこんでたんだよー」みたいな感じが伝わってきて、それでいて、なかなかの臨場感を演出している点で、
渋い
の一言に尽きる。





・・
もう何年前のことなんだろう、はっきり憶えていない。

英文ワープロとか欲しくなったのでいろいろ検討していたのがきっかけだったかな。計算もプログラム憶えなきゃ効率上がらなかったし。ポケコンを持っていたんだけど、1行だけでは手間がかかる。

ドライブ、プリンターとモニターのセットで、中古のパソコンを購入、二束三文でそれは売られていた。
家でいじくるには安い買い物だと即決で購入、3万円でおつりが来た。
MONして、G0012リターンとかね、コールドスタートとかは・・・ああ結構憶えているものだね。
就職するまでの懐かしき時代は、とても時間がゆっくり流れていた。
ただ、懐具合があまり芳しくないわけであり・・・

それから数ヵ月後、ふとした偶然からASCIIのバックナンバー(しかも創刊当時のころからの!!)をどっさり古本屋で1冊100円で売られていたのに出くわして、1度に運べないから、3~5冊ずつ、連日そこへ自転車で通った。

職にありつけてからも、古本屋探訪はしばらく続けた。数年後、定年退職する上司が持っていたソフトウェアを全部譲ってもらって、世の中上には上が居るものなんだよってことを、体感した(I/Oのソースだったり、移植したらしい初期のゲームだったり、WardMasterだったりフォートランだったり・・・)

趣味はどうであれ、職場ではNECのパソコンが主流で、ノートパソコンあたりまえ、ハードディスクあたりまえ、桐だの一太郎だの123だの、Windowsだのあたりまえ・・・
そんなあたりまえが重なって、自宅でも機材を追加していった。

仕事にも慣れて、余暇が多くなった頃(Windows95に至っては)、自宅では既にDOSVに切り替え、完全に仕事と趣味の区分けをきっちりさせることができるようになった。
しかしながら、その頃でさへ、ノートの液晶は勿論モノクロで、ハードディスクの容量も多くてせいぜいデスクトップで2Gか4Gくらいのものでしかなく、CD-RやDVDなんてーのも無かった。

あれよあれよと、機材の性能が発展していったわけだね。

ただ、その頃までは、仕事のために使っていたことが多かった気がする。市販のゲームソフトなんて、片手で数えるしか持っていなかったし、結構割高感があったので、のめりこむことはなかった。

自室の押入れの奥には、私の記憶が確かならば、たしか、その二束三文で入手したNEC PC8001mk2が眠っている。5年くらい前、試しに火入れしてみたら、驚くことにしっかり動いていた。
一息ついたらまた引きずり出してみよう。でも今はまだ・・・
by cicadas | 2006-05-23 02:10 | パソコンは生きている