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復活の日々の連続

それは西暦2012年元旦の静かな真夜中に起こった。
パソコンのハードディスクがクラッシュした。

目に見えるような兆候はあった。ただそれは一度だけ・・・

使用中のパソコンがフリーズしてリセットボタンで再起動すると、思いがけず(設定もしていないのに)不良なクラスタが連続して、3分ぐらい、ものすごい速さで、そして、数えていられないほどの「不良セクタからシステム修復した」と言う紹介メッセージラインがコンソール画面を下から上へ走った。その間はすごく長く感じられたので、何もいじらずに放っておいた。やがて、システムが再起動し、Windowsはさも異常がなかったのような素振。
気づくべきだった。
Windowsにログインしたときに、たいていは「システムを異常な状態から復旧しました」と言うバルーンが上がる。しかし、私の記憶が確かなら、その時にはそれが表示されなかった。あるいは、表示されていても見逃したか、見ていたとして、お約束ともいえるくらいのハードディスククラッシュに直面したときにたいていの人間の示す急激な落胆(私としてはそれが久しぶりだったこともあって)の大きさゆえに、自分で記憶を消したのかもしれなかった。

今となってはその瞬間の詳細な記憶は一切残っていない。

それから今日まで、Windowsの再インストール(もちろん新しいハードディスクへのクリーンインストール)と、幾多のアプリケーションのカスタマイズチェックとアクチベーション、時にはこれまであまり使わなかったツールや機能の仕分けと整理、作成したデータの復元と重複整理、その他その他、とにかく、完全なる復活は望めないことであったから、空いている時間をやりくりして、こつこつと復旧作業を重ねた。

その過程で、原因が判明した。ことがおきる数日前・・・

ケーブルのコネクターカバー部分の破損による故障探求のため、別のケーブルにとっかえひっかえしている途中で、静電気による放電を、ダイレクトにハードディスクのへ与えてしまったものと思われる。季節は冬で、電気ストーブもつけていたし、床には毛布が無造作に置かれていて、時々それにくるまっていた。

・・・あまり思い出したくないな。
けど、過去に何回これ(ハードディスクへのクリーンインストール)を繰り返したんだろう。

??そこで思い浮かんだのが、とあるジャンプクラスタでの結構有名言
それじゃあ、お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?

だった。

繰り返そう。静電気放電だったと思われる。はっきり憶えているのはそれだけだ。
そしてこらからもたぶん繰り返す。でも、いいじゃないか。
経験を繰り返すってのはトレーニングともいえるし、それらを経て人の一部は強くなれるのだから。

たぶん・・・
by cicadas | 2012-05-03 16:44 | パソコンは生きている