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ミスターサマータイムシフト

タイムシフトとか言われる技術は、ビデオ録画装置がTV放送に使われている頃から、たぶんある。

プロ野球ナイターの実況生放送などを、球場や、その生の歓声音が聞こえる近くのラーメン屋さんでつけているテレビを見ると、放送内容が実際の時間(リアルタイム)より数十秒間(一定時間)遅れて画面に送られてくるのがわかる。また、同じ実況生中継でも、テレビで放映されているものとラジオで放送されている音声を同時に聞くことはできず、その間には常に数十秒の時間差がある。

ネットワークの場合も、おそらくは同じようなことがあるんじゃないのかな。

長い長い回線という経路を経て、私達のパソコンに大量のデータが届き、プログラムを経てから編集されて1フレームずつ処理されて画面に映し出される仮想時間は、サーバー側の実際の時間と完全に一致するわきゃないのだから、ゲームに用いられているサーバー側からのデータ転送が、何らかの障害によってクライアントへ表示されるまでの時間の許容差を越えると、データを管理するサーバーが、「もーこりゃあきまへんわ・・・」みたいなことをつぶやくかつぶやかないかはわからないけれど、とにかくネットワーク上そりゃやばいだろう的な状況になって、自動的にネットワーク接続の一時的なキャンセルが行われる。・・・のだと思う。

この切断が、はたしてサーバーサイド(ゲームサーバーの運営者の管理可能な範囲に限らない)によってなのか、クライアントサイド(ユーザーのキーボードを壊しちゃいそうなほどの過激な動作の度合いによらない)によってなのかは、切断されるとき画面が消える直前にチャット欄に表示される半角カタカナの混じった一見おかしなメッセージを翻訳してみるとわかるはずなんだ。(後者の場合当然それは表示されない)

過去に自分がしたのは、そのメッセージをスクリーンキャプチャーしておいて、Webブラウジングにおいて時たま表示される左上あたりのエラーメッセージを適当にエンコード(表示する言語を変更)したものと比較してみたら、たまたまそれが「サーバーエラーです」というのと一致したことがあった。そんな経験が一度だけあって、私は今この記事を投稿している。

クライアント側が切断することでよく知られているのは、セキュリティーソフトが自動的に「遮断」する動作のことを言うのだろうけれど、今回はどうやらそれによるものではないらしい。

このいっぺん便利そうに見えて、実際にうまいこと利用しなければ、ありとあらゆる社会的な不具合をもらしかねないリスクをはらんでいると言うことで、日本ではなかなか導入されない、わりと著名なものに、「サマータイム制度」と言うのがある。これも、いわゆるひとつのタイムシフトですか。

なんにせよ、9月が開けて早々緊急メンテナンスお疲れ様です。

と言っておこう。

実際の時の流れは止められたりできないからね。
by Cicadas | 2010-09-01 23:58 | 蝉の羽音